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愛を知らずに育った元レース犬が、今では愛を与える存在に。

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グレイハウンドなどの足の速い犬に小動物のダミーを追わせて、着順を当てる「ドッグレース」。イギリス、オーストラリア、アメリカ、マカオなどで開催されているレースですが、アメリカでは43の州で禁止され縮小の方向に動いています。そんなドッグレース業界から救出された1匹のグレイハウンド。この犬は人の愛を知らずに分離不安症を抱えていました。


生涯を全うできない

グレイハウンドのドッグレースでは、時速70kmもの速度で獲物を追いかけるため、10頭に1頭は大怪我をしたり命を落としたりするといいます。 また、脚力の衰えから4歳程度で引退となり、調教師や里親、ボランティア団体に譲渡されます。ドッグレースがあまりに過酷なために、5歳程度で寿命を終えるグレイハウンドもいるとか。グレイハウンドの寿命は10~13歳ですから、いかに短いかがわかります。

出典:www.thedodo.com

2015年には、オーストラリアのドッグレース業界で、毎年1万3000~1万5000頭もの健康なグレイハウンドが殺処分されていることがわかりました。速く走れない=不要という考え方なのでしょう。 たとえ殺処分されなかったとしても、血統を残すためのパピーミルや輸血用の血液製造機としての余生を余儀なくされる犬もいます。 ドッグレース用のグレイハウンドの中で、幸せな余生を過ごせるのはほんの一握り程度なのだそうです。

そのグレイハウンドは不安分離症だった

アメリカの「Going Home Greyhounds」という団体によって、4歳のオスのグレイハウンドが保護されました。この団体はドッグレースで引退したグレイハウンドを引き取って譲渡しているのです。
 
しかし、保護犬はスタッフに慣れることはなく、どこか不安そうな表情でした。調教師の訓練以外では人と触れ合うことはなかったようで、人間との唯一の接点だった調教師と突然離れたことが影響したのかもしれません。

出典:www.thedodo.com

しばらく団体で過ごした後、ペンシルベニア州・ピッツバーグ在住のスコットさん夫妻がこのグレイハウンドの里親になりました。 スコットさん夫妻の家に到着したときも視線が定まらず、辺りを警戒し不安定な様子を見せています。グレイハウンドは神経質で臆病な一面を持つので、不安感の強い状態で突然人から優しくされても、どのように接して良いのかわからなかったのでしょう。保護されたグレイハウンドは分離不安症になっていたのでした。 スコットさん夫婦はこの不安な顔をした男の子に「モズレー」と名付け、生涯愛情をかけ続けようと決めました。

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