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「金曜日の朝、どうかシッポを振らないでくれ」保健所で毎週”命のボタン”を押す職員の気持ちに涙…

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保健所には、さまざまな理由で犬や猫が持ち込まれます。譲渡会によって里親が見つかる犬や猫はほんの一握り。残った犬や猫は人間の都合の犠牲となり、安楽死という名のもとに命を奪われるのです。殺処分を行うがために、ときに「悪者」のように言われる保健所ですが、その保健所で動物たちの「命のボタン」を押す職員の気持ちを想像したことがあるでしょうか?


保健所職員の思い

かつて大分県北部保健所に勤務していた、渡辺徹さんと工藤毅さんは、動物愛護を主な活動内容とするボランティア団体「ホームピーナッツ」とともに、2010年から「命の授業」を立ち上げます。2015年に「こころの授業」という名前に変更した後もその内容は変えず、人数、年齢、場所を問わず、動物の命、人の命にフォーカスを当てた「出張講義」を行っています。

このこころの授業ではかつて保健所職員だった渡辺さんの、「職員にしか経験できない複雑な思い」を教材として、命の大切さ、「ペットを飼う」という意味を考えるきっかけ作りを行っています。その渡辺さんの思いを綴った文章がこちらです。

出典:www.facebook.com

以下が原文です。

『金曜日の朝、どうかシッポを振らないでくれ』~保健所の現場から~

私は、金曜日の朝が辛いです。
数日間なれど、飼い主からの連絡を待ちながら、飼い主の代わりに世話をしています。
飼い主を捜したり、餌を与え、便の後片付けをし、日光浴をさせ、頭をなでてやり、限られた時間で出来るだけの情を注いでいます。
情を注げば可愛く思えてきます。
金曜日は殺処分(一部譲渡)するために大分へ犬を運びます。
情をかけた子(犬)を送りだすときの、我々職員の心境を考えてみて下さい。
金曜日の朝、私の心は、こうです。
シッポを振りながら私を見ないでくれ!
「餌の時間かな?」、と疑いのない目で見ないでくれ!
遊ぼうってすり寄らないでくれ!
子(犬)は、殺処分したくない。
憎しみで牙をむいて吠えてくれ。
・・・その方が、私の心は痛まずにすむから。
今から殺処分されるのに・・・親しそうな目で見ないでくれ!
最後の最後まで人間を信じている・・・「俺たちは、お前達を殺処分するんだぞ!」
・・・シッポを振らないでくれ。
私達職員は、胸が締め付けられます。
その時が金曜日です。
「憎しみで吠えられた方が気分が楽になる」
この心境、分かりますか?
保健所に殺処分をゆだねる前に、愛犬との楽しかった時期を思い出してください。
愛犬は、最後の最後まであなたを信じているはずです。
愛犬が粗相をしたとしても、多くの場合、飼い主がしつけを怠ったケースが多く、責任を愛犬になすりつけないで下さい。
犬についての正しい勉強を怠った自分(飼い主)を見つめ直して下さい。
 
元 大分県北部保健所 衛生課 生活衛生環境班
イラスト:(故)工藤 毅 文:渡辺 徹

出典:www.facebook.com

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