サプライズ
カテゴリーボタン

メニューを閉じる✕

HOME> 社会

『命をいただく』とは…育ててくれた家族のために命を捧げる覚悟をした牛のお話

Pocket

『命をいただく』とは…育ててくれた家族のために命を捧げる覚悟をした牛のお話

坂本さんの両親は食肉解体に携わっていました。

「危ないし、汚い」、幼心に家業が嫌いでした。

中学を卒業後、大阪へ出て板前の修業を積み、地元に戻って肉屋の販売員になった坂本さん。

「解体の仕方も覚えていて損はないか」。

26歳の時、軽い気持ちで親の仕事を手伝って以来、この道一筋で働いています。

最初は仕事と割り切り、かわいそうという感情もなかったといいます。

「動物を一つの命ととらえていたら、身が持たない」。

そんな自分に疑問を抱いたのは、20年ほど前、ある少女との出会いがきっかけでした…

坂本さんは、食肉加工センターに勤めています。

牛を殺して、お肉にする仕事です。

坂本さんはこの仕事がずっといやでした。

牛を殺す人がいなければ、牛の肉はだれも食べられません。

だから、大切な仕事だということは分かっています。

でも、殺される牛と目が合うたびに、仕事がいやになるのです。

「いつかやめよう、いつかやめよう」と思いながら仕事をしていました。

坂本さんの子どもは、小学3年生です。

しのぶ君という男の子です。

ある日、小学校から授業参観のお知らせがありました。

これまでは、しのぶ君のお母さんが行っていたのですが、その日は用事があってどうしても行けませんでした。

そこで、坂本さんが授業参観に行くことになりました。

いよいよ、参観日がやってきました。

「しのぶは、ちゃんと手を挙げて発表できるやろうか?」

坂本さんは、期待と少しの心配を抱きながら、小学校の門をくぐりました。

授業参観は、社会科の「いろんな仕事」という授業でした。

先生が子どもたち一人一人に

「お父さん、お母さんの仕事を知っていますか?」

「どんな仕事ですか?」と尋ねていました。

しのぶ君の番になりました。

スポンサードリンク

関連記事

総合ランキング
編集部ピックアップ
カテゴリー
タグ
Facebook